2018年4月19日
クラシック通の友人にすすめられて、
メトロポリタンオペラ ライブヴューイング
ロッシーニのオペラ「セミラーミデ」を観に行きました。
ロッシーニを弾く機会があり、
どんな風に弾くのかなと勉強する気で行ったのですが、
音楽や物語に浸るより、
こんな高い声や細かい音符、トリルや装飾音を歌えるなんて、どんな身体をしているのだろう?!
と、演奏中ずっと驚きっぱなしでした。
オリンピックを観ているときに、
空中で何回転もできるのだろう?とか、
100メートルを10秒以下で走れるのだろうと、
アスリートの肉体に驚いているのと、同じように圧倒されました。
僧侶役のライアン スピード グリーンさんは、少年院にいたこともあるという、異例の経歴の持ち主だそうです。
黒人がメトロポリタンオペラの舞台で歌っているのを観て、また、素晴らしい指導者に出会って、今のキャリアを築いたそうで、
貧しい家庭に育っても成功できるという、
現代の音楽界のアメリカンドリームも知ることができました。