バイオリン

恵比寿バイオリン教室

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バイオリン

在京オーケストラの定期演奏会を聴きに行く。

協奏曲はブラームスのバイオリン協奏曲。

早めなテンポで始まった序奏は、今日の演奏が、重厚で憂いのあるブラームスで無いことを予想させる。

ブラームスの協奏曲のオーケストラは伴奏でなく、ソロと対等で限りなく交響曲の構成に近い。

ソロとオーケストラのガチンコ勝負、妥協を許さないぶつかり合いの演奏を期待するが、

今日はバイオリンソロもかなりテンポを揺らし、オーケストラもそれに寄り添い、ヴィルトゥオーソのバイオリン協奏曲的演奏だった。

一階後ろの席でも、細かなパッセージがクリアに聴こえ、奏者の鍛え抜かれたテクニックを感じる。

輝かしい音色の若々しいブラームスだった。