2019年11月15日
弦楽器フェアーに行きました。
日本の弦楽器製作者、イタリアの人気製作者、今年は台湾、中国からの出展も。
展示試奏 、そして、試演を聴くコンサートもあります。
それぞれ個性のある新作楽器を何挺も弾かせてもらい、
また、フランスの有名な弓を年代順に弾かせてもらい、
初期のまだ模索中、完成期の非常に反応、バランスの良い時代、それから時代が下って、大きなホールで大きな音が要求されるようになって、ずっしり重さがかけられるように作風が変化していくのを試させて頂きました。
同じ作者の弓を何本も弾き比べたのは始めてで、大変参考になりました。これから、弓を選ぶ時にも役に立ちそうです。
試演のコンサート、20挺もの新作バイオリンを一回の演奏会で聴ける、演奏者はそれぞれの楽器に合わせ弾き方調整するのですから、かなり大変な負担と思いますが、古今東西の名曲を沢山 聴けて、楽しい演奏会でした。
それぞれの楽器の良さを引き出した演奏者に大拍手。
興味深い新製品は、カーボンでできた魂柱、
魂の柱という名前がつけられている大切なバイオリンの部品を、木ではなくカーボンで作ってしまい、それは角度や位置で音が微妙に変化するのですが、その専用調整器具もついている、カッパという名器で試されていましたが、なかなか良いか音でした。