2017年9月16日
今日は長年弓の毛替えをお願いしているマイスターの所に行って来ました。
バイオリンの弓の毛は馬の尻尾ですが、これにも色々産地や種類があります。
バイオリンを弾く人は、定期的に摩擦のなくなってしまった毛を替えてもらいます。
いつものように替えてもらうつもりで伺ったのですが、
今日はかなり深い話になりました。
何年もとても細いブナの木に、毎日毎日圧力をかけ続けたらどうなるか?
どんな、素晴らしい弓でもその反りが狂ってくる。
多くの人が、直すのに職人さんを信じきれず、そのままごまかしながら使っている。
今回はよく話し合い、思いきって直そう!ということになりました。
彼が言うには多くの人が弓に自分を合わせながら、身体に凄く負担をかけて弾いているそうです。
最近ものすごく良い弓を弾かせてもらったことがあり、そのときは右手それぞれの指に吸盤がついていて、それが弓の先にそのままくっついて、私の神経が、伝わっているような感触でした(注!これは値段千万円以上)
ここまで目指せるかわからないけれど、出来上がりとてもとても期待してます!