2019年6月8日
音楽史を勉強する生徒さんがいるのがきっかけで、私も音楽史の本を読んでいます。
色々な音楽をずっと弾いてきて改めて勉強すると、
良くわからなかったことが納得できたり、
曖昧だったことが理解できたり、
勘違いだったことにも気がつきました。
普段聴くこともない、中世、西洋音楽の始まりは、学生時代以来、勉強する機会がなかったので新鮮でした。
中世、教会で神様に捧げる言葉につけた単旋律から始まり、
それにつけた5度の響きが和音の始まりで、
(その頃はドミソのミが入るのは不協和音)
当時、電車も車も無いころ、聴こえて来るのは雨や風の音など自然の音だけだったわけで、
完全5度が教会に響いている静かな世界を思い浮かべています。