2019年9月 室内楽トリオ練習

音楽教室発表会に向けて、

ピアノトリオ第1回目の練習がありました。

可愛い小学3年生ピアノ科生は、生まれて初めてのバイオリン、チェロとの演奏です。

弦楽器の生徒も自分で合図を出し3人で息を合わせ、

時には伴奏になって、

他の楽器を引き立てなければいけません。

小さい頃からの室内楽の経験は、
他の楽器の特性を知ったり、
お互いに主張したり譲りあったり、
年齢の違う人との交流にもなる、

とても良い機会となりました。

2019年8月 日本音楽コンクール予選

日本音楽コンクール2次予選を聴きに行きました。

課題曲はバッハ 無伴奏パルティータ1番

サラサーテカルメン幻想曲。

今は古楽器奏法が流行っているので、

候補者のバッハの奏法は、

古楽器奏法を真似た感じ、

ロマン派の弾き方と古楽器奏法が混ざってしまったような弾き方など、

スタイルを統一するのは難しそうです。

ロマン派の曲を弾きやすく改良された現代の弓で、古楽奏法をすること自体、矛盾があるのですが、

これを機会にバッハの本を読んでみることにしてみます。

2019年 8月 神々の黄昏

ワーグナー「神々の黄昏」弾きました。

5時間かかる大曲、
ずっと前から好きだった曲を弾ける機会に恵まれて感謝です。

プレーヤーとしての私は、何度も聴くより、弾いてこそその曲を知ること出来るということを実感できました。

あまりの長丁場に終わって数日は放心状態!

2019年 8月 留学

この秋学期から2人の10代の生徒さんが交換留学生に選ばれ、

イギリス、アメリカに留学します。

二人とも留学先の学校のオーケストラに参加するという話。

どんな国に行っても共通の言葉である音楽、

オーケストラで活躍できるバイオリンを弾いていてくれていたことは、とても嬉しいです。

2019年7月 ミュージカル「オンザタウン」

兵庫県立芸術文化センター東京公演、

ミュージカル「オンザタウン」を観に行きました。

ウェストサイドストーリーより前、

バーンスタイン初のミュージカル作品。

ミュージカルは踊りもあり、

オーケストラに歌にダンス華やかな舞台装置と楽しみ満載!

PACと呼ばれる世界各地から集まった若い演奏家の集まったオーケストラも熱演でした。

2019年7月 ベートーベン「英雄」

ミタカフィルハーモニアでベートーベン交響曲第3番英雄を弾きました。

最近は、ベートーベンも当時の楽器での奏法を再現するのが流行っています。

私のベートーベン像は、
子供の頃の音楽室の肖像画のポスターから始まり、

激しく情熱的で、人嫌い、耳が聴こえない悲運を背負った、孤独な女性にもてない作曲家というものでした。

しかし、最近の研究では、それとは違ったベートーベン像が明らかになっています。

そのお葬式には2万人も集まったという、

多くの人に慕われていて、社交的で、革命の人、理想を追及した人だったのです。
(女性にも大変ももてていた)

人間愛に改めて共感して弾くことが出来ました。

2019年7月 オペラ「トゥーランドット」

オペラ夏の祭典 東京文化会館に「トゥーランドット」を観に行きました。

カラフの歌う「誰も寝てはならぬ」は、
トリノオリンピックの開会式、
荒川静香さんの金メダルを思い出し、

また、来年の東京オリンピックにも期待が繋がります。

舞台はバルセロナオリンピック開会式の演出家の演出で、

舞台天井まで届く大掛かりな舞台装置に驚きでした。

2019年7月 イギリス楽典共通試験

イギリスの楽典の資格問題集を入手しました。

このグレード試験で楽典の理解度を測るというもの。

普通校でも音楽を選択した場合、受けることがあるということです。

音楽は拍子や音程の間隔など、数学的思考回路を使うことを思いだします。

興味深かったのは、調性や和音の問題に加え、
英語の歌詞に、単語のアクセントに合わせてリズムを作り出すという問題。

さすがミュージカルが盛んな国だなと納得、新しい発見でした。

2019年 6月 楽典

留学予定の中学生の生徒さんに、
イギリスの楽典の共通試験のため、久しぶりに楽典の本を買いました。

バイオリンを弾いているだけだと単旋律なので、
和音の勉強や音階の仕組みなどなかなか勉強の時間を取れないので、良い機会になりました。

和音の感覚がないと、旋律の表情もわからないので、
これからも楽典、和声もレッスンで取り入れていきたいと思います。

2019年6月 弓の技術向上

桐朋の音楽教室中学生の試験。

ウィエニアフスキーの協奏曲、ラロのスペイン交響曲、サン サーンスのロンド カプリチオーソなど名曲が並びます。

みんな普段の練習の結果を出し切った熱演でした。

バイオリン演奏で難しいのは、やはり、右手小指を強くすること。

日常生活ではあまり使わない小指の筋肉をつけ、弓を自在に使えることが、右手の技術向上の大きな鍵と思いました。

2019年6月 サイレントバイオリン

小学生の生徒さんが、あるステージショーで

サイレントバイオリンを見たと、話してくれました。

私もサイレントバイオリンを使ったことがあります。

長期旅行の時、スーツケースに入れて運び練習できるかなと、購入しました。

ビブラートにもよく反応し、美しい音も出せて、とても気に入ったのですが、

難しかったのはサイレントバイオリンに入っている電池の重さでした。

木だけでできているバイオリンとはバランスが違い、

いつもとは違う筋肉を使い、ちょっと疲れたことを思い出しました。

でも、どうしても防音の練習場所が確保できない時の最終手段として使えそうですね。

2019年6月 美術史

音楽史の本が面白かったので、今度は前から興味のあった美術史の本を読んでみました。

昔は識字率が低かったので、絵で聖書の教えを伝えていたこと、

描く対象を画家の意思で選択するのは19世紀以降のことで、

それ以前は必ず買う人の注文で、
聖書や物語の絵が描かれていたこと、

その注文主が、教会、宮廷、商人へと時代と場所に寄って変化していったことetc.

これから美術館に行くときは、美しいと思うだけでなく、その絵が描かれていた背景にも注目したいと思いました。

難しそうですが、美術史はまりそうです。