新国立劇場 フィデリオ 2018年5月
リヒャルト ワーグナーの曾孫、カタリーナ ワーグナー演出、ベートーベンのオペラ「フィデリオ」を観てきました。
政治犯として投獄されている夫を、妻が男装して救いに行き、
解放されるという愛の話が、
悪役に夫も妻も殺されコンクリート詰めにされる、という悲惨な筋に変えられた演出でした。
最新ドイツの演出を勉強のため観に行ったつもりでしたが、かなり気が滅入って帰路につきました。
楽しむための音楽鑑賞ではなく、賛否両論を巻き起こす時もありますね。
アッシジの聖フランチェスコ 2017年6月
メシアンの「アッシジの聖フランチェスコ」 日本初演のチケットを手に入れようと調べたら、
発売日から一月も経っていないのに、全席2日間とも売り切れでした。
このメシアンの大オーケストラ、4時間半に渡る長時間の曲、
日本のクラシックファンは待ち望んでいたのですね。
私はどうやって聴いたらいいのかしら?
頑張ってチケット探します!
ボエーム,オペラ
日生劇場にボエームを観に行きました。
若い芸術家達のボヘミアン的生活を描いたこの作品は、私の大好きなオペラの一つです。
今回は、この公演のために訳された日本語で歌われました。
歌手の方々も指揮者も演出家も若い人達で、作品の主人公達と重なるところがあり面白かったです。
始めにミミのお墓が出てきて、亡くなったミミを思い出しているような演出でした。
ユリアちゃん 始めての音
音が出せるようになりました!
弓をゆっくり平らに同じ速さで使うのが難しいです。
小さい子はみんな短い音の方が得意です。
でも、ここが肝心。
初めて音が出せたときに中膨らみの癖がついたりしたら、なかなかその癖は直せません。
今、丁寧に綺麗な真っ直ぐの弓使いをする事が、本当に大事です。
チャイコフスキー 胡桃割り人形
学校公演でチャイコフスキーの「胡桃割り人形」 からの抜粋を弾いてます。
去年はハンブルクオペラのバレエ団を観ました。
主役の12歳位の少女が踊ったクララが本当に可愛らしく、
また、大人顔負けの表現力で素晴らしかったです。
チャイコフスキーのバレエ曲は弦楽器らしいメロディが沢山あって、どの曲も大好きです。
ソルフェージュ
桐朋学園子供のための音楽教室4歳児のクラスを見学してきました。
みんな上手に音程もリズムも取れています。
小さい子はリズムを取るのは上手でも、同じテンポをキープするのはちょっと苦手。
だんだん早くなってしまいます。
バイオリンは早くしか弾けないと、綺麗な長い弓使いが出来ないので、ゆっくりのテンポもとても大事。
小さい頃から始めると身に付きやすいです。
狩人の合唱
小学校一年生の生徒さんからうれしい報告がありました。
通っている小学校の大きなホールのコンサートで「狩人の合唱」が上手に弾けたそうです。
準備が一か月と短かったので心配していましたけど、上手くいって良かったです。
出演者の中で最年少だったみたいですけど、動画で堂々と弾いている様子も見せてくれて、
私もすごく嬉しいです。
カヤレイ先生公開レッスン
カヤレイ先生の公開レッスンを聴きに行きました。
高校生、中学生、ウィエニアフスキー、ヴュータン、ドボルザークのバイオリン協奏曲。
レッスンの時間の大半を使ってビブラートの練習の仕方、種類、ビブラートがバイオリンを弾く人に取ってどんなに重要か、教えてくださいました。
しかし、最後とても才能ある若手のレッスンが終わって、カヤレイ先生が語ったことは、
「ビブラートはお花だ!」
「まずは、家のなかを綺麗に整頓して最後にお花を飾るでしょう!散らかっている家に花を飾っても、混乱するだけ。」
「それと同じでバイオリンも音階など基礎練習を十分やって、その上で最後にかける。基礎練習を毎日たくさんしてもっと上手になりなさい!」
と、公開レッスンを締めくくられました。
やはり、基本は音階練習!
バルトークルーマニア民族舞曲
合奏の授業は、10月の発表会に向けてバルトークのルーマニア民族舞曲を練習しています。
今日は指揮の先生も来てくださって、みんなやる気いっぱい。
楽譜を読み込んでいくと、こんなところに?という場所に細かなテヌート、クレッシェンド、スタカート。
ハンガリア人ではない私たちは少しのヒントでも楽譜から読み取って、バルトークらしく弾けたらと思います。
学生時代、シャンドール ヴェーグ先生がレッスンでお手本で弾いて下さって、ものすごい躍動感だったのを思い出しました。
オーケストラ
今年は、桐朋女子高等学校音楽科の同窓会の幹事を引き受けました。
今日は新宿で打ち合わせ。
同窓生はドイツ、スイス、アメリカ、フランス、など海外にも!
オーケストラで弾いている人、先生として指導している人、みんな大活躍です。
ユリアちゃん
ユリアちゃん 4歳、今日始めてのレッスン。
音はまだ出せないけれど、上手にバイオリン構えることができました!
バイオリンの大きさは10分の1です。
緊張している様子で、小さい声で答えてくれる。
ママのお話だと、普段はとっても元気がいいそう!
早くレッスンに慣れて、色々お話ししてね!
バイオリン
在京オーケストラの定期演奏会を聴きに行く。
協奏曲はブラームスのバイオリン協奏曲。
早めなテンポで始まった序奏は、今日の演奏が、重厚で憂いのあるブラームスで無いことを予想させる。
ブラームスの協奏曲のオーケストラは伴奏でなく、ソロと対等で限りなく交響曲の構成に近い。
ソロとオーケストラのガチンコ勝負、妥協を許さないぶつかり合いの演奏を期待するが、
今日はバイオリンソロもかなりテンポを揺らし、オーケストラもそれに寄り添い、ヴィルトゥオーソのバイオリン協奏曲的演奏だった。
一階後ろの席でも、細かなパッセージがクリアに聴こえ、奏者の鍛え抜かれたテクニックを感じる。
輝かしい音色の若々しいブラームスだった。