弦楽器フェアー 2018年11月

弦楽器フェアーに行って来ました。

現代に製作された内外のバイオリンを、

実際に手にとって試奏できます。

バイオリンの聖地イタリアから、

楽器だけでなく製作者自身も来日。

スーツ姿のバイオリン職人さんに

どうしてこの模様の木目を選んだのかなど、

直接お話伺えて大変勉強になりました。

年数を経ていなくても、

美しい音色の楽器が沢山あることがわかりました。

バイオリンフルサイズ 2018年11月

小さな頃から大人になるまでバイオリンを習うということは、

体の成長に合わせて楽器をだんだん大きくしていくということになります。

しかし、中学生、特に男子には、逆転現象が起こります。

小学5、6年生頃にフルサイズに達し、

その後バイオリンの大きさはそのままで、

自分の方はまだまだ背が伸びる、
どんどん楽器が小さく感じられることになります。

今まで、精一杯腕を伸ばしてやっと弓の先に届いていたのに、

今度は腕を伸ばさないように弾く。

この調節もちょっと難しい練習ということになります。

平戸 2018年10月

平戸に演奏会で来ています。

隠れキリシタンがどうやって、信仰を続けていけたかのか?

平戸城の展示の中に、実際に使われていた品を見ました。

機織りの糸巻きの交差した所を十字架に見立てたり、
仏壇と見せかけ、マリア様が隠されていたり。

弾圧された人々のご苦労を目の当たりにし、信仰の強さに心打たれました。

ミュート 2018年10月

合奏では新しくホルストのセントポール組曲を練習し始めました。

ホルストという作曲家を、小学生中学生の生徒たちは知らないと言うのですが、

「惑星」を作った人、と言うと、知ってる知ってる!と、笑顔の反応。

ホルストの惑星、特に木星はやはり有名ですね。

セントポール組曲には弱音器、ミュートをつける部分があります。

ソロの練習をしているとミュートなど使うことは滅多にありませんが、この柔らかく小さな音を出す奏法はオーケストラではよく出てきます。

今日はミュートの付け方から練習でした。

ピチカート 2018年10月

ベテランのオーケストラプレーヤーの方とピチカート(弦をはじく奏法)の話になりました。

ピチカートは弓を握り直さないと良い音がでない、弓を弾く状態から持って握り直す特訓をするべき。

ピチカートはおまけの感覚で、わざわざ練習する気にならないので、大変ためになるお話でした。

弓を持ち直す休符が短くても、良い音のピチカートが出せるよう練習してみます!

コンクール 2018年10月

毎日新聞主催学生コンクール小学生の部本選を聴きに行ってきました。

小学生でヴュータンの4番の協奏曲をみごとに弾きこなし、日本の子供達のレベルの高さに、またまた圧倒されました。

華やかなドレスも似合い、舞台慣れした堂々とした小さなバイオリニスト達、
普段着に戻って、客席でお母さんと熱心に他の人の演奏を聴いている所も、可愛らしかったです。

分数バイオリン 2018年9月

今日は8分の1から4分の1の少し大きいバイオリンに変わる、年長さんのK君に新しい楽器を持っていきます。

私も子供の頃、楽器が大きくなると、自分も成長した気持ちになって、とても嬉しかったです。

K君のニンマリした顔を今から想像すると、楽しみ!

楽器も大きくなると、音程の取り方も変わりますが、それも乗り越え、大きく綺麗な音が出せるようになって、また、上手になって下さいね。

バルトーク デュオ 2018年9月

小学生だけで練習した、バルトークのデュオをレッスンしました。

ストリートパフォーマンスらしきことをするとのこと!

後打ちや変拍子などが難しいかなと思いましたが、みんな、面白い!楽しい!と、ノリノリで弾いています。

小さい頃から自分たちの力で合奏の練習をするのも、協力し合う気持ちが育ちますね。

バイオリンを弾くテクニック以外にも、子供達にとって、色々な経験ができる機会になりそうです。

新学期 2018年9月

夏休みも終わり、通常の時間割にそろそろ慣れてきました。
夏休み頑張ってレッスンに来ることができた人、

ゆっくり休暇を取れた人、

合宿や旅行に行った人、

みんなそれぞれ充実した夏休みだった様子です。
普段離れている、おじいちゃん、おばあちゃんにバイオリンを聴かせてあげた、という嬉しい報告もありました。
これから楽器のよく響く乾燥した季節に向けて、また、練習頑張りましょう!

古希コンサート 2018年7月

桐朋学園教授恵藤久美子先生の古希を祝うコンサートに行ってきました。
沢山の生徒さんの心のこもった演奏に、

先生の今までの功績とお人柄がうかがえました。

お嬢さんと、お兄様である堤剛さんとのご家族の演奏も素晴らしかったし、

圧巻は、3歳の時に習っていたという、

ベルリンフィルコンサートマスター樫本大進さんと堤剛さんとお嬢さんとのシューベルトのピアノトリオノットゥルノでした。

滅多に聴けないであろう豪華組み合わせ!

先生の益々のご健康ご多幸をお祈りしたいと思います。

ビオラ 2018年6月

今日はビオラを皆に初めて弾いてもらいました。

ビオラはバイオリンより5度下の音まで弾くことができます。

バイオリンはほぼ一定の大きさですが、ビオラは小ぶりや大きいの、大きさに幅があります。

楽譜はト音記号ではなくハ音記号で書かれています。

ビオラはその太く柔らかな音色が魅力ですが、

まだ体の小さいみんなに感想を聞くと、

「重~い!」

弓もバイオリンよりしっかり重さをのせなければいけません。

そのボーイングが、逆にバイオリンを弾く時に役立つこともあります。

中声部を担い、バイオリン、チェロにはさまれ、皆と仲良くできる性格でないと難しいと言われるビオラ、

好きになってくれる子、いるかな?

2019年5月 音楽史

音楽史を勉強する生徒さんがいるのがきっかけで、私も音楽史の本を読んでいます。

色々な音楽をずっと弾いてきて改めて勉強すると、

良くわからなかったことが納得できたり、

曖昧だったことが理解できたり、

勘違いだったことにも気がつきました。

普段聴くこともない、中世、西洋音楽の始まりは、学生時代以来、勉強する機会がなかったので新鮮でした。
中世、教会で神様に捧げる言葉につけた単旋律から始まり、

それにつけた5度の響きが和音の始まりで、
(その頃はドミソのミが入るのは不協和音)

当時、電車も車も無いころ、聴こえて来るのは雨や風の音など自然の音だけだったわけで、

完全5度が教会に響いている静かな世界を思い浮かべています。